改めて再確認していただきたい保険のルール

個別指導で指摘されていることが多い保険のルール、再確認してみましょう。


■フッ化物⻭⾯塗布処置
Ce 病名の場合、⽩濁した脱灰⻭が認められる口腔内カラー写真の撮影が必要(2 回目以降は光学式う蝕検出装置にて測定を行い、口腔内カラー写真撮影に代えても差し支えない。)

■埋伏⻭抜⻭
埋伏⻭抜⻭1080 点とは、骨性の完全埋伏か、⻭冠部の2/3 以上が骨性の⽔平埋伏智⻭。

■咬合調整
抜髄、感染根管処置等の⻭内療法や抜⻭を伴う患⻭の安静を目的として行う咬合調整は算定できない。

■除去(著しく困難なもの)
メタルコア除去80 点、支台築造ファイバーポスト除去80 点とは、⻭根の⻑さの3分の1以上のポストを有するもの。

■暫間固定(簡単なもの)(T-Fix)
T-Fix(簡単なもの)200 点(エナメルボンドシステム)/230 点(線結紮法、レジン連結冠固定法)は、
同日又は他日にかかわらず1顎に2か所以上行っても1顎単位で算定する。

■有床義⻭床下粘膜調整処置(T.コンデ)
床裏装や新製義⻭( 再製)に着手するより前以外には算定できない。

■残根上の義⻭
残根上の義⻭にする場合、残根⻭に対して適切な⻭内療法及び根⾯被覆を行うこと。
⾼齢者で根管が閉鎖して⻭内療法が困難な場合等、その理由を診療録に記載すること。

■有床義⻭
補強線をバーとして算定できない。

■訪問診療料
⻭科衛⽣⼠単独訪問の場合は、訪問診療料も処置の算定もできない。
訪問⻭科衛⽣指導料または⻭科衛⽣⼠が行う居宅療養管理指導費のみ算定可。

一部の保険の算定ルールを記載いたしました。ご確認ください。


▼保険のルール、返戻等でお困りの場合はこちら

▼個別指導対策についてのセミナーはこちら

暫間固定(T-Fix)の入力方法(iQalte)

レセナビから抜粋してiQalte での暫間固定(T-Fix)の入力方法をご説明します。

◉「P」病名から入力する場合

① P 病名フローでTFix をタップ

②固定を行う部位、「簡単/ 困難」を選択

③選択した項目を元に表示されます

◉「歯槽骨骨折」病名の場合

※外傷性による歯の脱臼を暫間固定した場合は「困難なもの」の算定となり、「1箇所につき」とルールが変わります。


歯科経営マガジンGhoix2506